ミャンマー連邦共和国
ピョー・ミン・テイン・ミャンマー連邦共和国ヤンゴン地域首相による岸外務副大臣表敬


9月6日午前9時20分より約30分間,岸信夫外務副大臣は,訪日中のピョー・ミン・テイン・ミャンマー連邦共和国ヤンゴン地域首相(Mr. Phyo Min Thein, Chief Minister of Yangon Region, Republic of the Union of Myanmar)の表敬を受けたところ,概要以下のとおりです。
1 冒頭,岸副大臣より,初訪日を歓迎する,新政権が,更なる民主化、経済発展及び国民和解に向けた取組を着実に進めていることを歓迎しており,日本は、これらのミャンマーの取組を官民挙げて全面的に支援する旨表明した上で,ミャンマーとは,民主主義という共通の価値観を有するパートナーとして,地域の諸課題にも共に取り組みたい旨述べました。
2 これに対し,ピョー・ミン・テイン・ヤンゴン地域首相より,今回の訪日招待に謝意を示した上で,都市開発・都市交通分野における日本の支援の重要性に言及があったほか,同分野における今後の日本企業の進出にも期待が示されました。
3 岸副大臣より,ヤンゴンの都市開発・都市交通の整備は特に重要な課題であり,今後の具体的な協力につき,ピョー・ミン・テイン・ヤンゴン地域首相と緊密に相談していきたい旨述べたほか,ティラワ経済特区は二国間の官民連携の象徴であり,これまでの成功を基に,周辺地域及びミャンマー全体の発展につなげるべく「新ティラワ・イニシアティブ」をよく相談しながら進めていきたい旨述べました。
4 これに対し,ピョー・ミン・テイン・ヤンゴン地域首相から,ティラワ経済特区は日本との友好の象徴であり,今後は同経済特区を見本とし,ヤンゴンの他の工業団地の改善にも取り組み,日本企業も誘致したい,ヤンゴンの都市計画には,アウン・サン・スー・チー国家最高顧問も高い関心を持っている旨述べました。
(参考)主要日程
9月8,9日に大阪で開催される国際不動産見本市「MIPIM JAPAN - ASIA PACIFIC 2016」のミャンマー・セッション出席に合わせて訪日。5から7日は東京で,各種表敬・会談,国際協力機構(JICA)との意見交換,都内視察を行う。8から10日は,大阪,神戸等を訪問予定。