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菅官房長官とミン・アウン・フライン・ミャンマー国軍司令官との懇談
平成26年9月26日
本26日午後19時30分より約90分間,菅義偉内閣官房長官は,自衛隊統合幕僚長の招待により来日中のミン・アウン・フライン・ミャンマー国軍司令官(Senior General Min Aung Hlaing, Commander-in-Chief of Defence Services)と懇談したところ,概要は以下のとおりです。
(日本側より渡邉秀央日本ミャンマー協会会長,笹川陽平ミャンマー国民和解担当政府代表,和泉洋人総理補佐官他同席)
1 菅官房長官から,日本としては,ミャンマーにおける改革の動きを歓迎し,今後もミャンマーにおける,民主化・法の支配の強化・国民和解・経済改革,インフラ整備等の取組を官民を挙げて支援していく旨述べました。特に我が国が「積極的平和主義」の下,笹川政府代表と連携し,少数民族との和平交渉を支援していることを紹介し,国軍の建設的役割に期待を表明しました。また,本年は日本・ミャンマー外交関係樹立60周年にあたり,同時にミャンマーがASEAN議長国を務める重要な年であるため,ミャンマーとの交流・協力を更に深めていきたい旨述べました。
2 これに対し,ミン・アウン・フライン・ミャンマー国軍司令官からは,日本からの支援への謝意が表明されるとともに,ミャンマーにおける改革,特に国内の平和と安定に関する国軍の取組について説明があり,こうした取組が効果を上げるためには,日本からの協力が引き続き必要であるとして,期待が表明されました。