ミャンマー連邦共和国
日・ミャンマー首脳会談
平成27年7月4日


本4日午後1時50分頃から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,第7回日本・メコン地域諸国首脳会議(第7回日・メコン首脳会議)への出席のため訪日中のテイン・セイン大統領(H.E. Mr. Thein Sein,President of the Republic of the Union of Myanmar)と会談を行ったところ,概要は以下の通りです。
1 冒頭,安倍総理大臣から今回の日・メコン首脳会議への出席及び新東京戦略策定への協力に対する謝意を述べ,日本は引き続きミャンマーの民主化や社会経済改革を官民を挙げて支援する考えであり,自由・公正な総選挙の実施に向けた協力を行っていく,また,訪問先の地方の文化・自然を堪能してほしい旨述べました。これに対し,テイン・セイン大統領からは、日本側の温かいもてなしへの謝意と日・メコン首脳会議の成功に対する祝意が述べられました。同大統領は、ODAをはじめとする日本のミャンマーに対する支援に対する丁重な謝意を表明するとともに、日本からの更なる協力を期待する旨発言がありました。
2 安倍総理大臣から,日本は戦後70年平和国家として歩み,「積極的平和主義」を通じた地域の平和と安定に貢献,今後も笹川陽平ミャンマー国民和解担当日本政府代表と共に,ミャンマー政府と少数民族との国民和解に向け積極的に支援していく旨述べました。テイン・セイン大統領からは、少数民族との和平の問題は、ミャンマーのみに係わる問題ではなく世界全体の平和に影響を与える問題である旨指摘しつつ、日本の「積極的平和主義」への理解と支持が表明されました。両首脳は、防衛大学校への留学等の防衛交流の進展で意見の一致をみました。
3 安倍総理大臣から日本として,これまでの日・ミャンマー共同イニシアティブや「産業発展ビジョン」に沿って,ミャンマーの産業育成,インフラ整備や地方の発展への貢献を行う旨述べました。これに対し、テイン・セイン大統領からも、ティラワ経済特区等に言及しつつ、日本の協力への謝意と更なる協力への期待について発言がありました。
4 安倍総理大臣から,今般,総額約1,000億円の円借款3件の供与を決定したこと,これを活用して,ヤンゴン環状鉄道,東西経済回廊の整備等を行い,連結性強化に協力したい旨述べました。テイン・セイン大統領からは,日本の支援に改めて謝意が示されました。
5 また,両首脳は本日,日本,ミャンマー及びタイの間で意図表明覚書を署名するダウェー開発についても,今後3カ国で協力をしていくことで一致しました。
6 両首脳は,南シナ海や北朝鮮問題等の地域・国際情勢についても意見交換を行い,国際場裡においても連携を深めていくことで一致しました。
7 また,首脳会談後,安倍総理大臣,テイン・セイン大統領及びプラユット・ジャンオーチャー・タイ王国首相(H.E.Mr.Prayut Chan-o-cha, Prime Minister of the Kingdom of Thailand)の立ち会いの下,中根一幸外務大臣政務官,ハン・セインミャンマー運輸副大臣(H.E.Mr. Han Sein, Deputy Minister for Transport of the Republic of the Union of Myanmar)及びアーコム・トゥームピッタヤーパイシットタイ国家経済社会開発庁長官(H.E.Mr.Arkhom Termpittayapaisith, Secretary-General of the National Economic and Social Development Board of the Kingdom of Thailand)との間でダウェー経済特別区プロジェクトの開発のための協力に関する意図表明覚書(和訳(PDF)
,英語 (PDF)
)への署名が行われました。
1 冒頭,安倍総理大臣から今回の日・メコン首脳会議への出席及び新東京戦略策定への協力に対する謝意を述べ,日本は引き続きミャンマーの民主化や社会経済改革を官民を挙げて支援する考えであり,自由・公正な総選挙の実施に向けた協力を行っていく,また,訪問先の地方の文化・自然を堪能してほしい旨述べました。これに対し,テイン・セイン大統領からは、日本側の温かいもてなしへの謝意と日・メコン首脳会議の成功に対する祝意が述べられました。同大統領は、ODAをはじめとする日本のミャンマーに対する支援に対する丁重な謝意を表明するとともに、日本からの更なる協力を期待する旨発言がありました。
2 安倍総理大臣から,日本は戦後70年平和国家として歩み,「積極的平和主義」を通じた地域の平和と安定に貢献,今後も笹川陽平ミャンマー国民和解担当日本政府代表と共に,ミャンマー政府と少数民族との国民和解に向け積極的に支援していく旨述べました。テイン・セイン大統領からは、少数民族との和平の問題は、ミャンマーのみに係わる問題ではなく世界全体の平和に影響を与える問題である旨指摘しつつ、日本の「積極的平和主義」への理解と支持が表明されました。両首脳は、防衛大学校への留学等の防衛交流の進展で意見の一致をみました。
3 安倍総理大臣から日本として,これまでの日・ミャンマー共同イニシアティブや「産業発展ビジョン」に沿って,ミャンマーの産業育成,インフラ整備や地方の発展への貢献を行う旨述べました。これに対し、テイン・セイン大統領からも、ティラワ経済特区等に言及しつつ、日本の協力への謝意と更なる協力への期待について発言がありました。
4 安倍総理大臣から,今般,総額約1,000億円の円借款3件の供与を決定したこと,これを活用して,ヤンゴン環状鉄道,東西経済回廊の整備等を行い,連結性強化に協力したい旨述べました。テイン・セイン大統領からは,日本の支援に改めて謝意が示されました。
5 また,両首脳は本日,日本,ミャンマー及びタイの間で意図表明覚書を署名するダウェー開発についても,今後3カ国で協力をしていくことで一致しました。
6 両首脳は,南シナ海や北朝鮮問題等の地域・国際情勢についても意見交換を行い,国際場裡においても連携を深めていくことで一致しました。
7 また,首脳会談後,安倍総理大臣,テイン・セイン大統領及びプラユット・ジャンオーチャー・タイ王国首相(H.E.Mr.Prayut Chan-o-cha, Prime Minister of the Kingdom of Thailand)の立ち会いの下,中根一幸外務大臣政務官,ハン・セインミャンマー運輸副大臣(H.E.Mr. Han Sein, Deputy Minister for Transport of the Republic of the Union of Myanmar)及びアーコム・トゥームピッタヤーパイシットタイ国家経済社会開発庁長官(H.E.Mr.Arkhom Termpittayapaisith, Secretary-General of the National Economic and Social Development Board of the Kingdom of Thailand)との間でダウェー経済特別区プロジェクトの開発のための協力に関する意図表明覚書(和訳(PDF)

