ラオス人民民主共和国

令和4年8月6日
対面し、笑顔で握手を交わす、林大臣とサルムサイ大臣の様子
正面を向き、握手を交わしながら記念撮影に応じる、林大臣とサルムサイ大臣の様子
テーブルに着き、会談を行う、林大臣とサルムサイ大臣の様子

 現地時間8月6日午前11時30分(日本時間同日午後1時30分)から約50分間、ASEAN関連外相会議に出席するためカンボジアを訪問中の林芳正外務大臣は、サルムサイ・コンマシット・ラオス人民民主共和国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Saleumxay Kommasith, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Lao People’s Democratic Republic)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、先般の安倍元総理大臣逝去に際してのサルムサイ大臣による弔意表明に謝意を伝えた上で、安倍政権下で「戦略的パートナーシップ」に格上げされた両国関係を更に拡大・深化させたいと述べました。これに対して、サルムサイ大臣から、安倍元総理大臣の功績に触れつつ、改めて弔意の表明がありました。
  2. 両大臣は、4月に熊本で行われた日ラオス首脳会談のフォローアップとして、両国間の重要案件の進捗状況を確認するとともに、2024年のラオスのASEAN議長国支援を始めとする各分野で、引き続き緊密に協力することで一致しました。また、両大臣は、特定技能制度に係る協力覚書が署名されたことを歓迎し、人的・文化的交流を更に活発化させていくことを確認しました。
  3. 両大臣は、地域情勢についても意見交換を行いました。ウクライナ情勢について、両大臣は、主権及び領土一体性の尊重の重要性やいかなる地域においても力による一方的な現状変更は認められないことを確認しました。また、台湾を巡る情勢、ミャンマー情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、南シナ海問題への対応等において、引き続き連携していくことを確認しました。
  4. 最後に、両大臣は、来年の日ASEAN友好協力50周年及び2025年の日ラオス外交関係樹立70周年に向けて緊密に連携していくことを確認しました。

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