カンボジア王国
中根外務大臣政務官とソー・ケン・カンボジア王国副首相兼内務大臣との懇談
平成27年2月19日
16日,中根一幸外務大臣政務官は,外務省の招へいで訪日中のソー・ケン・カンボジア王国副首相兼内務大臣(H.E.Mr.Sar Kheng, Deputy Prime Minister and Minister of Interior)と夕食会をとりつつ懇談しましたところ,概要は以下のとおりです。
1. 中根政務官より,先月のカンボジア訪問の際の受入れに謝意を表明し,ソー・ケン副首相の訪問を通じ,両国友好条約署名60周年の本年に両国関係が大きく発展することへの期待を表明しました。また,カンボジア選挙改革支援への同副首相のリーダーシップ発揮を期待する旨述べると共に,地方分権等に関する人材育成支援の方針,プノンペン都の交通システムの改善や地方都市の保健医療サービス向上にかかる協力を行うことを伝達しました。更に,中根政務官から,シリアにおける邦人殺害テロ事件に関し,在外邦人の安全対策強化のための検討チームを立ち上げ,自分が座長を務めている,日本はテロに決して屈することなく,テロに対する国際社会の取組に積極的に貢献していく旨述べると共に,邦人の安全確保に一層の協力を求めました。
2. これに対しソー・ケン副首相からは,選挙改革の現状につき説明があると共に,日本からの人材育成支援をはじめとする様々な協力に対し謝意が表明されました。また,同副首相からは,外国人投資家や観光客の安全確保のための計画を現在策定中であるとの説明がありました。