報道発表
ウクライナ地雷対策会議2025開会セッション(概要)
令和7年10月22日



10月22日、午前9時00分から9時55分まで、東京プリンスホテルにおいて、ウクライナ地雷対策会議(UMAC2025)の開会セッションが開催され、茂木敏充外務大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。
- 茂木外務大臣は、開会スピーチにおいて、ウクライナでは地雷が市民の生命と生活への長期的な脅威、復旧・復興のさまたげとなっており、ウクライナの将来に暗い影を投げかけている旨述べました。その上で、官民一体となってウクライナの復旧・復興を力強く後押ししてきた日本として、その出発点である地雷対策の強化についても、各国を繋ぎ、議論と取組を先導することが、対ウクライナ支援の一大ミッションであり、責務であると強調しました。
- また、茂木外務大臣は、この会議の機会に我が国による支援パッケージとしてとりまとめた「ウクライナ地雷対策支援イニシアティブ」を通じて、人材育成や能力強化支援、社会経済の活性化、医療・福祉分野への貢献など、復興プロセスに不可欠な様々な支援を今後も進めていくと述べました。また、国際社会との連携を強化し、より迅速・安全かつ持続可能な地雷対策の実現を目指し、ウクライナと伴走していく考えを示しました。
- 最後に、茂木外務大臣は、ウクライナのすべての人々が、公正で永続的な平和の下、地雷の脅威にさらされることなく暮らせるための取組を後押しするため、日本としてできることは惜しまない旨を強調するとともに、本会議が地雷対策と復旧・復興の重要性を国際社会に広く発信する機会となることを強く期待すると述べました。
- 開会セッションでは、この他、ソボレフ・ウクライナ経済・環境・農業大臣、グルリッチ=ラドマン・クロアチア外務・欧州大臣、ブドリース・リトアニア共和国外務大臣及びボーリーン・スウェーデン民間防衛大臣もスピーチを行いました。