報道発表
東ティモール民主共和国に対する無償資金協力「人材育成奨学計画」(若手行政官を対象とした日本への留学支援)に関する書簡の署名・交換
令和7年7月24日
7月24日(現地時間同日)、東ティモール民主共和国の首都ディリにおいて、生稲晃子外務大臣政務官は、ベンディト・ドス・サントス・フレイタス・東ティモール民主共和国外務・協力大臣(H.E. Mr. Bendito dos Santos Freitas, Minister of Foreign Affairs and Cooperation of the Democratic Republic of Timor-Leste)との間で、無償資金協力「人材育成奨学計画」(供与限度額2.34億円)に関する書簡の署名・交換を行いました。
- 東ティモールは、2002年の独立回復以降、紛争からの復興及び平和の定着に向けた努力を進めてきました。また、同国は、本年10月にASEANに正式加盟する予定であり、それに向けた準備が進められています。東ティモールの開発目標達成やASEAN加盟及びその後を見据えた経済・社会発展のためには、国民一人ひとりに裨益する社会サービスの普及・拡充が必要であり、国家体制・制度の整備を進めるとともに、各種サービスを提供する人材の育成が急務となっています。
- 本計画により、将来、東ティモールのリーダーとなることが期待される最大8名の若手行政官が令和8年度に我が国の大学院に留学することになります。この協力を通じて育成された人材が、将来東ティモールの各分野で同国の開発課題の解決に貢献し、我が国と東ティモールの相互理解・友好関係の促進のみならず人的ネットワークの構築にも寄与することが期待されます。
(参考)東ティモール民主共和国基礎データ
東ティモール民主共和国は、面積約1万49百平方キロメートル(日本の首都圏4都県の合計面積とほぼ同じ大きさ)を有し、人口約134万人(2022年、東ティモール国勢調査)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,980米ドル(2022年、世界銀行)。