報道発表

日・パラグアイ外相会談

令和7年5月20日
岩屋外務大臣とラミレス・パラグアイ外相が握手をする様子
日・パラグアイ外相会談の様子

 5月20日、午後6時から約45分間、岩屋毅外務大臣は、大阪・関西万博に際して訪日中のルベン・ダリオ・ラミレス・レスカノ・パラグアイ共和国外務大臣(H.E. Mr. Rubén Darío RAMÍREZ LEZCANO, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Paraguay)との間で外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、ラミレス外相の訪日を歓迎するとともに、大阪・関西万博が、パラグアイの魅力的な文化を発信する機会となり喜ばしい旨述べました。また、価値や原則を共有し、日系人という特別な絆も有する重要なパートナーであるパラグアイと、来年の日本人パラグアイ移住90周年も契機に、関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2. これに対し、ラミレス外相は、パラグアイとしても伝統的な友好国である日本との関係を重視しており、今回のペニャ大統領訪日を機に、政治、経済、開発協力等多岐にわたる分野で二国間関係を深めていきたい旨述べました。また、ラミレス外相は、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の考え方に賛同する旨述べました。
  3. 両外相は、日本とメルコスールの経済関係の強化について引き続き協力していくことで一致しました。
  4. 両外相は、国際社会が歴史的転換期にあり、同志国の連携がかつてなく重要な今、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて一層連携していくことを確認しました。また、世界のどこであっても、力や威圧による一方的な現状変更の試みは認められないという点で一致しました。
  5. 両外相は、核・ミサイル問題や拉致問題を始めとする北朝鮮への対応を含む東アジア情勢についても意見交換を行いました。岩屋大臣から拉致問題の即時解決について引き続きの理解と協力を求めたのに対し、ブルーリボンバッジを着用して会議に臨んだラミレス外相から支持が示されました。

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