報道発表
松本外務大臣政務官のアルジェリア民主人民共和国訪問及び第1回日本・アルジェリア政府間合同経済委員会の開催
5月3日午後から5月4日午後(現地時間)にかけて、松本尚外務大臣政務官は、第1回日本・アルジェリア政府間合同経済委員会の開催に合わせて、アルジェリア民主人民共和国を訪問しました。概要は以下のとおりです。
1 アッターフ外相への表敬

5月4日(現地時間)、松本尚外務大臣政務官は、アフマド・アッターフ・アルジェリア民主人民共和国外務・在外自国民コミュニティ・アフリカ大臣(H.E. Mr. Ahmed ATTAF, Minister of State, Minister of Foreign Affairs, National Community Abroad and African Affairs of the People’s Democratic Republic of Algeria)を表敬しました。
松本政務官から、第1回日本・アルジェリア政府間合同経済委員会の開催を歓迎する旨、また、引き続き二国間関係強化に向けた議論を続けていきたい旨述べました。さらに、TICAD 9へのアブデルマジド・テブン大統領の参加を招請しました。
これに対してアッターフ外相からは、本年8月のTICAD 9に向けて経済や外交を始めとする様々な分野で日本との協力を強化したい旨の発言がありました。
2 第1回日本・アルジェリア政府間合同経済委員会の開催

同日、アルジェにおいて、第1回日本・アルジェリア政府間合同経済委員会が、松本政務官を日本側議長、ルネス・マグラマン・アルジェリア民主人民共和国外務次官(H.E. Mr. Lounès MAGRAMANE, Secretary General of Ministry of Foreign Affairs and National Community Abroad of the People’s Democratic Repubulic of Algeria)をアルジェリア側議長として開催されました。日本側からは、経済関係の政府機関や企業が出席し、アルジェリア側からは、エネルギーやスタートアップ等を含む経済関係省庁、そして、民間企業団体や国営企業からの参加を得て、約3時間半にわたり議論を行いました。
同委員会では、「投資促進とビジネス機会」、そして、「経済協力関係」を議題として、これまでの長年にわたる両国間の経済面での協力の歴史を再確認するとともに、貿易・投資拡大に向けた取組について意見交換が行われました。また、日本側からは、日系企業の円滑な活動への協力を要請しました。
3 マグラマン外務次官との会談

同日、委員会開催前に、両者は国際情勢について話し合い、TICADに向けた協力、テロの脅威を含むサヘル情勢についても意見交換を行いました。
(参考1)日本・アルジェリア政府間合同経済委員会
日本・アルジェリア政府間合同経済委員会は、日本とアルジェリアとの間の経済関係及び貿易関係を強化しかつ多様化するための戦略を策定すること等を目的として、同委員会の設置協定(2024年4月に発効)に基づき、設置されました。両国の関連政府機関及び企業関係者等が、定期的に協議を行い、日本企業の経済活動の円滑化、ひいては日本とアルジェリアとの経済関係の更なる強化に繋がることが期待されます。
(参考2)第1回会合の出席者
- アルジェリア側
外務省、財務省、エネルギー・鉱業・再生可能エネルギー省、対外貿易省、産業省、知識経済・スタートアップ・零細企業省、デジタル担当高等弁務官、投資促進庁(AAPI)、経済再生評議会(CREA)、エネルギー部門国営企業等が出席。 - 日本側
外務省、国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)、国際協力銀行(JBIC)、エネルギー、機械メーカー、商社等が出席。