報道発表

日・UAE包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアティブ(CSPI)第2回閣僚級会合の開催

令和7年4月15日
スルタン・アル・ジャーベルUAE産業・先端技術大臣兼日本担当特使と握手をする岩屋外務大臣
日・UAE包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアティブ閣僚級会合の様子

 4月15日、午後6時30分から約1時間40分間、岩屋毅外務大臣は、訪日中のスルタン・アル・ジャーベル・アラブ首長国連邦(UAE)産業・先端技術大臣兼日本担当特使(H.E. Dr. Sultan Al Jaber, Minister of Industry and Advanced Technology, Special Envoy of the United Arab Emirates to Japan)との間で、包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアティブ(CSPI)第2回閣僚級会合(会談及びワーキング・ディナー形式)を開催したところ、概要は以下のとおりです。
 なお、CSPI閣僚級会合は、2022年(令和4年)9月に日・UAE間で署名された「CSPIの実施に関する共同宣言」に基づいて設置された両国間の協力について協議する枠組みで、日本側は外務大臣が、UAE側は日本担当特使が代表を務めています。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、政治、経済、再生可能エネルギーを含むエネルギー分野、宇宙、先端技術、教育等の幅広い分野で二国間の協力が進展していることを歓迎しつつ、UAEからバトンを引き継いだ大阪・関西万博の開催も通じ、両国関係を一層強化していくことへの期待を表明しました。これに対し、ジャーベル大臣から賛意が示され、日本との二国間関係強化への強い期待が表明されました。
  2. 両大臣は、CSPIの枠組みの下、「1 政治・外交・国際協力」、「2 経済・貿易・エネルギー・産業」、「3 農業・環境・気候変動」、「4 教育・科学技術・文化」及び「5 防衛・安全保障」の5つの小委員会の実務者会合の結果を確認するとともに、今後も両国間の協力を協議する場として、CSPIの枠組みを活用して両国間の協力を強化していくことで一致しました。
  3. 両大臣は、現在交渉中の日・UAE経済連携協定(EPA)に関し、これまでの2回の交渉会合における進展を踏まえ、野心的でバランスの取れたEPAを実現すべく、引き続き緊密に連携していくことの重要性を確認しました。
  4. さらに、両大臣は、中東情勢や東アジア情勢を始めとする地域・国際情勢についても意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

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