報道発表

ハイチ共和国に対する無償資金協力「保健施設における水・衛生環境改善計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換

令和7年3月11日

 3月11日(現地時間10日)、米国のニューヨークにおいて、御巫智洋国際連合日本政府代表部特命全権大使と、マンディープ・オブリエン国際連合児童基金(UNICEF)公的パートナーシップ局長(Ms. Mandeep O'BRIEN, Director, Public Partnerships Division, United Nations Children's Fund)との間で、供与額2.83億円の無償資金協力「保健施設における水・衛生環境改善計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ハイチ共和国では、2022年(令和4年)以降、武装集団(ギャング)による暴力行為や政府機関及び主要インフラ施設への襲撃が増加し、治安や人道状況が急激に悪化しています。武装集団による襲撃は、保健・医療施設に対しても行われていることから、保健・医療施設において清潔な水・衛生設備(トイレ、シャワー、水洗い場等)を保つことが困難となり、結果として、コレラや新型コロナウイルス等の感染症の蔓延リスクが高まっています。
  2. 本協力では、同国の西県及びアルティボニット県において、武装集団により襲撃された保健・医療施設の水・衛生設備等を復旧させるための支援を行います。この協力により、同県において、劣悪な生活環境にある人々の安全な水・衛生サービスへのアクセスの向上を図り、もってハイチにおける保健・衛生状況の改善に寄与することが期待されます。

(参考)ハイチ共和国基礎データ

 ハイチ共和国は、面積約2万77百平方キロメートル、人口約1,164万人(2023年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は1,760米ドル(2023年、世界銀行)。


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