報道発表

アフガニスタンに対する無償資金協力「帰還民及び国内避難民受入れ地域における生計向上計画(UNHCR連携)」に関する書簡の署名・交換

令和7年2月25日

 2月24日(現地時間同日)、アフガニスタンの首都カブールにおいて、黒宮貴義在アフガニスタン・イスラム共和国日本国大使館大使とアラファト・ジャマル国際連合難民高等弁務官事務所アフガニスタン事務所代表(Mr. Arafat Jamal, Representative of the United Nations High Commissioner for Refugees in Afghanistan)との間で、供与額9.29億円の無償資金協力「帰還民及び国内避難民受入れ地域における生計向上計画(UNHCR連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. アフガニスタンでは、長年に亘る紛争や情勢不安、頻発する干ばつや洪水、地震等の自然災害等の影響により、多数の国内避難民が発生しているほか、隣国のパキスタンやイランに避難していた人々の帰還が今後増加すると見込まれています。これら帰還民や国内避難民は脆弱な立場に置かれており、また、受入れ地域のコミュニティは生計機会の減少を経験するなど、困難な状況にあります。
  2. この協力は、帰還民、国内避難民及びホストコミュニティに対し経済活動の強化に資する施設整備及び機材供与等を行います。これにより、住民の生計向上を図り、アフガニスタンの人々の持続的・自立的発展に寄与することが期待されます。
  3. なお、この協力は、アフガニスタンへの人道支援を目的として実施するものです。
(参考)アフガニスタン基礎データ

 アフガニスタンの面積は、約65万2千平方キロメートル、人口は3,893万人(2020年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は約390米ドル(2021年、世界銀行)。


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