報道発表
バングラデシュ人民共和国に対する無償資金協力「チョットグラム管区における洪水対応及び復興計画(IOM連携)」に関する書簡の署名・交換
令和7年2月24日
2月24日(現地時間同日)、バングラデシュ人民共和国の首都ダッカにおいて、齋田伸一駐バングラデシュ人民共和国日本国特命全権大使と、ランス・ボノー国際移住機関(IOM)在バングラデシュ事務所長(Mr. Lance BONNEAU, Charge of Mission, the IOM (International Organization for Migration) in Bangladesh)との間で、供与額5.00億円の対バングラデシュ無償資金協力「チョットグラム管区における洪水対応及び復興計画(IOM連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- 昨年、バングラデシュの東部において大規模かつ継続的な洪水が発生し、延べ約580万人が被災した他、多くの避難所が激しい損傷を受けました。また、洪水の発生により、夜間照明等の安全を確保する上で必要な設備や避難経路の確保、避難所内の管理態勢整備の必要性が確認されたことに加え、農地や家畜等の生計手段を失ったことで生活難に直面している被災者の生計回復も復興に向けた課題の一つとなっています。
- 本協力では、バングラデシュ東部のうち、特に洪水被害が大きかったチョットグラム管区3県(ノアカリ県、ラクスミプル県及びフェニ県)において、避難所の改修と維持管理態勢の強化、被災者の生計再建のための職業訓練等を行います。この協力により、同地において災害に対する強靱性が強化されるとともに、被災者の生計手段や避難場所が確保され、もってバングラデシュ社会の脆弱性克服に貢献することが期待されます。
(参考)バングラデシュ人民共和国基礎データ
バングラデシュ人民共和国は、面積約14万7千平方キロメートル(日本の約4割)、人口1億7,467万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)2,880米ドル(2023年、世界銀行)。