報道発表
ボリビア多民族国に対する無償資金協力「経済社会開発計画」(医療関連機材供与)に関する書簡の交換
令和7年2月22日
2月22日(現地時間21日)、ボリビア多民族国の首都ラパスにおいて、小野村拓志駐ボリビア多民族国日本国特命全権大使とセリンダ・ソサ・ルンダ・ボリビア多民族国外務大臣(H.E. Ms. Celinda SOSA LUNDA、 Minister of Foreign Affairs of the Plurinational State of Bolivia)との間で、医療関連機材を供与する供与額5.00億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- ボリビアにおいては、病院や医療従事者、医療機材・薬品類が恒常的に不足していることに加え、都市部と農村部との間の保健医療格差等の問題が依然として根強く残っており、医療機関において適切な検査・治療等を提供するために必要な医療体制の改善が喫緊の課題となっています。
- こうした状況を踏まえ、この計画は、過去に日本の支援により建設された同国の公的医療施設(サンタクルス総合日本病院、ラパス消化器疾患研究センター、トリニダ母子病院、コチャバンバ消化器疾患研究センター、スクレ消化器疾患研究センターの5病院)に対して、日本企業製の医療関連機材(アンギオグラフィ等)を供与するものです。この協力により、同国の医療サービスの普及・向上を図り、社会の安定化を通じて同国の更なる経済発展に寄与することが期待されます。
- 昨年には日・ボリビア外交関係樹立110周年を迎え、本年には対ボリビア開発協力65周年を迎え、本件支援を通じて、両国の更なる友好協力関係の増進が期待されます。
(参考)ボリビア多民族国基礎データ
リビア多民族国は、面積約110万平方キロメートル(日本の約3倍)。人口約1,224万人(2023年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は3,620米ドル(2023年、世界銀行)