報道発表

英利外務大臣政務官のエチオピア連邦民主共和国訪問(結果)

令和7年2月17日

 2月13日から14日まで、英利アルフィヤ外務大臣政務官は、アフリカ連合(AU)総会等の機会を捉え、アフリカ各国との二国間会談等を実施するため、エチオピア連邦民主共和国を訪問したところ、概要は以下のとおりです。

1 アフリカ各国閣僚等との会談

英利外務大臣政務官とラデゴン・セーシェル外務・観光大臣との会談の様子 ラデゴン・セーシェル外務・観光大臣との会談
握手をするルーカス・モザンビーク外務協力大臣 ルーカス・モザンビーク外務協力大臣との会談

(1)英利政務官は、アフリカ各国が一堂に会するAU総会等の機会を捉え、13日から14日にかけて、以下の各国外相等との間で会談を実施しました。

  • ラデゴン・セーシェル外務・観光大臣
  • ルーカス・モザンビーク外務協力大臣
  • ブタレ・ボツワナ国際関係大臣
  • メスガヌ・エチオピア外務副大臣
  • セナ・ヴィエイラ・カーボベルデ外務・協力閣外大臣
  • フィキ・ソマリア外務国際協力大臣
  • アブラクワ・ガーナ外務大臣
  • ベケレ=トーマスAUDA-NEPAD(アフリカ連合開発庁-アフリカ開発のための新パートナーシップ)長官
  • ガテテUNECA(国連アフリカ経済委員会)事務局長

(2)アフリカ諸国の外相等との二国間会談において、英利政務官は、それぞれの閣僚等との間で、本年8月に横浜で開催するTICAD 9への各国首脳の参加を要請するとともに、TICAD 9に向けた協力の重要性、各国との二国間関係の更なる強化について確認しました。また、各国との間で、コンゴ民主共和国東部の和平に向けたアフリカ主導の取組、アフリカの角情勢を含む地域情勢、国連安保理改革等の国際場裡での協力等について意見交換を行い、今後も二国間及び地域・国際場裡での協力関係を強化していくことで一致しました。

握手をする英利外務大臣政務官とメスガヌ・エチオピア外務副大臣 メスガヌ・エチオピア外務副大臣との会談
握手をする英利外務大臣政務官とアブラクワ・ガーナ外務大臣 アブラクワ・ガーナ外務大臣との会談
握手をする英利外務大臣政務官とフィキ・ソマリア外務国際協力大臣 フィキ・ソマリア外務国際協力大臣との会談
握手をする英利外務大臣政務官とセナ・ヴィエイラ・カーボベルデ外務・協力閣外大臣 セナ・ヴィエイラ・カーボベルデ外務・協力閣外大臣との会談
握手をする英利外務大臣政務官とブタレ・ボツワナ国際関係大臣 ブタレ・ボツワナ国際関係大臣との会談
英利外務大臣政務官とベケレ=トーマスAUDA-NEPAD長官との会談の様子 ベケレ=トーマスAUDA-NEPAD長官との会談
握手をする英利外務大臣政務官とガテテUNECA事務局長 ガテテUNECA(国連アフリカ経済委員会)事務局長との会談

(3)AUDA-NEPAD長官及びUNECA事務局長といったアフリカに拠点を置く国際機関・地域機関の代表とも意見交換を行い、TICAD 9に向け、アフリカ連合が定めた長期開発ビジョンであるアジェンダ2063を実現するための取組等について意見交換を行いました。

(4)以上に加え、マレエ・ソマリア農業大臣、サコ・アフリカ連合委員会委員、ウォドンUNESCO-IICBA(アフリカ地域能力開発国際研究所)所長と懇談を行いました。

2 エチオピア企業及びTICAD産業人材育成センターの視察

英利外務大臣政務官とサファリコム・エチオピア社関係者との記念写真 サファリコム・エチオピア社訪問
英利外務大臣政務官とTICAD産業人材育成センター関係者との記念写真 TICAD産業人材育成センターの視察

 13日、英利政務官は、日本企業も出資しているサファリコム・エチオピア社(Safaricom Telecommunications Ethiopia Plc)及び日本のカイゼンの考え方を実践するTICAD産業人材育成センターを訪問し、それぞれの取組について説明を受けました。

3 アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)修了生との意見交換

 13日、英利政務官は、ABEイニシアティブ修了生との意見交換を行いました。修了生から、エチオピアへの帰国後の活動について説明を受けました。英利政務官から、修了生に対し、日本とアフリカのビジネスをつなぐ架け橋となり、引き続き日・アフリカ関係の強化に貢献してほしいとの期待を表明しました。

(参考)アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)

 ABEイニシアティブは、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)(2013年(平成25年))において我が国が実施を表明したプログラムで、アフリカにおける産業人材の育成と日本とアフリカのビジネスを繋ぐ架け橋となる人材の育成を目的としている。同プログラムでは、アフリカの若者に対し、日本の大学での修士号取得の機会や、日本企業などでのインターンシップ、日本語研修、ビジネス・スキル研修などのビジネス・プログラムを提供しているほか、2016年(平成28年)以降は、海外産業人材育成協会(AOTS)を通じて、将来の職長や工場長などの現場指導者育成のための研修も行っている。


報道発表へ戻る