報道発表
人工知能と人権、民主主義及び法の支配に関する欧州評議会枠組条約の署名
令和7年2月11日
2月11日(現地時間同日)、フランス共和国・パリで開催されているAIアクション・サミットの機会に、人工知能と人権、民主主義及び法の支配に関する欧州評議会枠組条約の署名式が行われ、同国を訪問中の松本尚外務大臣政務官立会いの下、我が国を代表して下川眞樹太駐フランス共和国日本国特命全権大使が署名しました。
- この条約は、昨年5月に開催された欧州評議会閣僚委員会において採択されました。この条約は、人工知能(AI)を主題とする初めての国際約束として、AIシステムのライフサイクルにおける活動が、人権、民主主義及び法の支配に合致することを目的としており、締約国による適当な措置の採用・維持や国際協力の奨励等を定めたものです。
- 我が国は、アジア地域において唯一の欧州評議会のオブザーバー国として、この条約の起草作業に貢献してきました。我が国は、広島AIプロセス等を通じて、安全、安心で信頼できるAIの実現に向け、国際的な取組を引き続き主導するとともに、イノベーション創出を推進していきます。我が国がこの条約に署名することは、AIをめぐる国際的な枠組に係る議論に参画し貢献する我が国の積極的な姿勢を内外に示す見地から、極めて有意義であると考えています。