報道発表
国連訓練調査研究所(UNITAR)主催「エジプト、イラク、レバノンの緊急支援:起業家精神を通じた食料不安との闘い」研修生による松本外務大臣政務官表敬
令和7年2月4日



2月4日、午前10時から約20分間、松本尚外務大臣政務官は、国連訓練調査研究所(UNITAR)の研修プログラム「エジプト、イラク、レバノンの緊急支援:起業家精神を通じた食料不安との闘い」への参加のため来日中の計16名の研修生、及び三上知佐UNITAR広島事務所所長による表敬を受けたところ、概要は次のとおりです。なお、本件研修は、日本政府からの支援を得て、UNITARが実施しているものです。
- 冒頭、松本政務官から、世界が気候変動や紛争等の複合的危機に直面する中、「人間の安全保障」の理念の下、日本を始めとする国際社会は対応を進めており、この観点からも、食料不安を軽減し、地域経済に雇用をもたらすための取組は重要であり、今般の研修が有意義なものとなることを願う旨述べました。
- これに対し、三上UNITAR所長から、本件研修に関する説明及び日本政府に対する謝意表明があった後、研修生の代表3名から、今般の研修の成果について紹介がありました。
- 最後に、松本政務官から、本研修を通じて得られた成果を踏まえ、それぞれの国でイノベーションを起こすことへの期待を表明するとともに、新たな事業の起業や既存の事業の拡大等を通じて、食料不安の軽減や地域経済の発展に貢献されることを確信している旨述べました。
(参考1)国連訓練調査研究所(UNITAR)
1963年(昭和38年)に設立。開発途上国の行政官の研修や国連の機能・目的に関連する調査を行うことを主な任務とする。本部はスイス・ジュネーブに所在。2003年(平成15年)に広島に所在する唯一の国際機関駐日事務所として広島事務所が設置された。
(参考2)研修プログラム「エジプト、イラク、レバノンの緊急支援:起業家精神を通じた食糧不安との闘い」
エジプト、イラク、レバノンの若者等を対象に、食料安全保障を改善し、持続可能な食料システムを構築するための知識とスキルを習得させ、それらを活用し、エンパワーメントすることを目的とした能力構築支援であり、日本政府からの財政支援を受けて、UNITAR広島事務所が実施。今次訪日にあたっては、オンラインコース(フェーズ1)の中から、特に優秀な成績を収めた16名の研修生を選抜し、フェーズ1で学んだ内容について、実地研修を含め、より深い理解を得ることを目的として実施。