報道発表

チャド共和国に対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換

令和6年12月18日

 12月17日(現地時間同日)、カメルーン共和国の首都ヤウンデにおいて、青木瞬駐チャド共和国日本国臨時代理大使(カメルーンにて兼轄)と、ジャンルーカ・フェレーラ世界食糧計画カメルーン事務所代表(Mr. Gianluca FERRERA, Country Director and Representative of the World Food Programme in Cameroon)との間で、供与額2億円の無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. チャドは、国土の3分の2が砂漠に覆われている内陸国であり、不安定な政治状況や気候変動による降水量減少が農業生産に影響を及ぼしています。また、2023年4月のスーダン国内の衝突による多数の難民流入により食料価格が高騰し、2024年には、国民の2割、約340万人が深刻な食料危機に直面しています。
  2. この協力は、チャドの食料安全保障の改善等を目的とし、同国に対し、WFPを通じ、我が国政府米及び日本産魚缶詰による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)チャド共和国基礎データ

 チャド共和国の面積は約128.4万平方キロメートル(日本の約3.4倍)、人口は1,828万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は719米ドル(2023年、世界銀行)。


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