報道発表

日・ハイチ外相会談

令和6年12月13日
ジャンーバプティスト外相と握手する岩屋大臣
日・ハイチ外相会談の様子

 12月13日、午後7時40分から約30分間、岩屋毅外務大臣は、第8回日・カリコム外相会合に出席するため訪日中のジャンーヴィクトール・アーヴェル・ジャンーバプティスト・ハイチ共和国外務・宗務大臣(Hon. Jean-Victor Harvel Jean-Baptiste, Minister of Foreign Affairs and Worship of the Republic of Haiti)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、14日に開催予定の第8回日・カリコム外相会合の機会におけるジャンーバプティスト外相の訪日を歓迎する、日本は、ハイチ情勢の安定化が西半球全体の平和と安定、繁栄にもつながるという観点から、安定化に向けた連携を重視している旨述べました。
  2. 岩屋大臣から、ハイチの民主主義の完全な回復には、持続的な治安の安定が不可欠であると認識しており、ハイチ国家警察や多国籍治安支援ミッション(MSSM)の果たす役割は重要である旨述べました。
  3. さらに、岩屋大臣から、日本は、2022年以降、治安・統治支援や女性の保護を含む人道支援といった分野で総額2,900万ドルの支援を実施してきた旨述べました。これに対し、ジャンーバプティスト外相は、これらの日本からの協力に謝意を表明するとともに、ハイチ国家警察強化支援等、継続的な支援を期待する旨述べました。
  4. 両大臣は、日・カリコム関係及び日・ハイチ二国間関係の一層の強化を確認するとともに、分断が懸念される世界を協調に導くためには、自由、民主主義や法の支配の尊重などの価値・原則を重視し、対話を積み重ねる必要があることで一致しました。
(参考)ハイチ共和国基礎データ

 ハイチ共和国は、面積2億8,000万平方キロメートル(北海道の約3分の1程度の大きさ)。人口約1,158万人(2022年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は約1,600米ドル(2022年、世界銀行)。


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