報道発表
日・ガイアナ外相会談
令和6年12月13日
![トッド大臣と握手する岩屋大臣](/mofaj/files/100769174.jpg)
![日・ガイアナ外相会談の様子](/mofaj/files/100769175.jpg)
12月13日、午後7時から約30分間、岩屋毅外務大臣は、第8回日・カリコム外相会合に出席するため訪日中のヒュー・ヒルトン・トッド・ガイアナ協同共和国外務・国際協力大臣(Hon. Hugh Hilton Todd, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Co-operative Republic of Guyana)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、14日に開催予定の第8回日・カリコム外相会合の機会におけるトッド大臣の訪日を歓迎する、近年高い経済成長を達成しているガイアナとの関係深化を期待する旨述べました。
- 岩屋大臣から、日本は対カリコム政策の3本柱に沿って、沿岸低地開発途上国特有の脆弱性克服と持続的発展に向け、過去10年にわたり協力を積み重ねてきた旨述べました。
- さらに、岩屋大臣から、これまで防災・水分野の支援を中心に実施し、今後、浄水・給水技術の向上のための研修を実施予定である旨述べました。また、企業進出を含め二国間関係の更なる緊密化に期待する旨述べました。これに対し、トッド大臣は、これらの日本からの協力に謝意を表明しました。また、ハイレベル政治対話の開始や大使館開設を希望する旨述べました。さらに、気候変動、エネルギー安全保障及び食料安全保障を重視しているとして、民間企業間の協力、再生可能エネルギー分野での協力を進めたいと述べました。
- 両大臣は、日・カリコム関係及び日・ガイアナ二国間関係の一層の強化していくことで一致するとともに、分断が懸念される世界を協調に導くためには、自由、民主主義や法の支配の尊重などの価値・原則を重視し、対話を積み重ねる必要があることで一致しました。
(参考)ガイアナ協同共和国基礎データ
ガイアナ協同共和国は、面積約21.5万平方キロメートル(本州よりやや小さい)。人口約79万人(2021年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は9,380米ドル(2021年、世界銀行)。