報道発表

宮路外務副大臣とジョセフ・アンティグア・バーブーダ首相府開発担当大使との会談

令和6年12月13日
ジョセフ大使と握手する宮路副大臣
宮路副大臣とジョセフ大使との会談の様子

 12月13日、午後5時40分から約30分間、宮路拓馬外務副大臣は、第8回日・カリコム外相会合に出席するため訪日中のダベン・ジョセフ・アンティグア・バーブーダ首相府開発担当大使(H.E. Daven C. Joseph, Development Commissioner, Office of the Prime Minister of Antigua and Barbuda)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、宮路副大臣から、14日に開催予定の第8回日・カリコム外相会合の機会におけるジョセフ大使の訪日を歓迎する旨述べました。
  2. 宮路副大臣から、日本は対カリコム政策の3本柱に沿って、小島嶼開発途上国特有の脆弱性克服と持続的発展に向け、過去10年にわたり協力を積み重ねてきた旨述べました。また、アンティグア・バーブーダで深刻化する水不足に対し、海水淡水化装置の追加供与を目的とする約150万ドルの無償資金協力を本年3月に決定した旨述べました。
  3. さらに、宮路副大臣から、水資源管理に関し、アンティグア・バーブーダの研修員を日本に招き、浄水・給水技術の向上のための研修を実施予定であり、日本の技術や知見を活用し、同国の水資源管理の向上や脆弱性克服に貢献したい旨述べました。これに対し、ジョセフ大使は、これまでの日本の水産分野での協力に謝意を表明するととともに、今後、人的交流、原子力の平和利用、日本語教育等での協力を期待する旨述べました。
  4. 両者は、日・カリコム関係及び日・アンティグア・バーブーダ二国間関係の一層の強化を確認するとともに、国際情勢についても意見交換を行い、引き続き、グローバル・パートナーシップに基づき国際場裡においても連携していくことで一致しました。
(参考)アンティグア・バーブーダ基礎データ

 アンティグア・バーブーダは、面積約440平方キロメートル(種子島とほぼ同じ大きさ)。人口約9万人(2022年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は約1万8千米ドル(2022年、世界銀行)。


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