報道発表
日・マレーシア戦略対話の開催
令和6年12月13日
12月13日、午前10時から東京において、初めてとなる日・マレーシア戦略対話を開催し、日本から中村亮外務省南部アジア部長及び有馬孝典防衛省防衛政策局次長が出席し、マレーシアからアフマド・ロジアン外務副次官(二国間担当)(Dato’Ahmad Rozian, Deputy Secretary General (Bilateral Affairs), Ministry of Foreign Affairs)及びモハマド・ヤニ国防省副次官(政策担当)(Mr.Mohd Yani, Deputy Secretary General (Policy), Ministry of Defense)が出席しました。本戦略対話は、昨年の日・マレーシア首脳間で立ち上げに合意したことを受け、実施に至ったものです。協議の概要は以下のとおりです。
- 双方は、昨年12月に両国関係が包括的・戦略的パートナーシップに引き上げられ、本年10月の9年ぶりとなる次官級協議や11月の首脳会談を通じて、両国の協力関係が一層緊密になる中、安全保障分野における協力強化に向けて、日・マレーシア戦略対話を初開催したことを歓迎しました。
- 双方は、両国の戦略環境に係る認識を共有するとともに、東・南シナ海を含む東アジア、ウクライナ及び中東等の地域・国際情勢や、安全保障、経済安全保障、防衛及びサイバーセキュリティといった、幅広い分野における協力について率直な意見交換を行いました。
- 双方は、現下の国際情勢がますます複雑化する中で、来年、マレーシアがASEAN議長国を務めることを踏まえ、地域・国際情勢や安全保障分野等において、日・マレーシア間の協力のモメンタムを維持し、二国間・多国間の連携を強化することで一致しました。特に、中東情勢に関し、日本側から最近の取組みを説明した上で、マレーシアがASEAN議長国を務める機会を捉えた協力の在り方について議論しました。