報道発表
パキスタン・イスラム共和国に対する無償資金協力「ポリオ感染拡大防止・撲滅計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換
令和6年12月11日
12月11日(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、高野修一在パキスタン・イスラム共和国日本国臨時代理大使と、アブドゥラ・ファディル国際連合児童基金(UNICEF)パキスタン代表(Mr. Abdullah FADIL, United Nations International Children’s Fund Representative in the Islamic Republic of Pakistan)との間で、供与額4.55億円の無償資金協力「ポリオ感染拡大防止・撲滅計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- パキスタンは、基礎的な社会生活・福祉環境で多くの課題を抱えており、特に新生児死亡率は3.9%と世界で二番目に高い水準にあるなど、保健医療体制の強化が求められています。中でも、パキスタンは隣国のアフガニスタンと共に、世界に2か国のみとなった野生株ポリオウイルスの常在国であり、母子保健の脅威となっています。
- 本協力は、パキスタン政府がUNICEF等と協力し、全国の5歳未満児を対象としたポリオの予防接種を実施する計画に対し、ポリオ・ワクチンを供与することにより、その感染拡大防止、更にはその撲滅を目指すものです。
(参考)パキスタン・イスラム共和国基礎データ
パキスタン・イスラム共和国は、面積約80万平方キロメートル(日本の約2倍の大きさ)、人口約2億4千万人(2023年、国勢調査)、1人当たり国民総所得(GNI)は1,500米ドル(2023年、世界銀行)。