報道発表
藤井外務副大臣とラモホパ・南アフリカ電力・エネルギー大臣との会談
令和6年12月10日

12月10日、午前11時から約30分間、藤井比早之外務副大臣は、訪日中のコシエント・ラモホパ・南アフリカ共和国・電力・エネルギー大臣(Dr. Kgosientsho RAMOKGOPA, Minister of Electricity and Energy of the Republic of South Africa)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、藤井副大臣から、ラモホパ大臣がエネルギー分野における、日本との協力関係の強化を目的として訪日したことを歓迎しました。
- 藤井副大臣から、日本企業にとって、南アフリカは、アフリカビジネスの最大の拠点であり、経済活動の基礎となる電力・エネルギー分野を含め、連携強化に期待する旨述べました。また、二国間の科学技術協力協定のもと、現在、グリーン水素を用いた新たなアンモニア合成システムの開発を含む、環境・エネルギー分野における共同研究が行われていることを喜ばしく思う旨述べました。さらに、本年9月、南アフリカの再生可能エネルギー分野のインフラ支援のため、JICA及び日本の民間銀行が南部アフリカ開発銀行への総額1.5億ドルの融資契約を締結したことを歓迎する旨述べた上で、今後もエネルギー分野に限らず、官民の力を合わせて南アフリカの経済発展に向けた取組を後押ししていきたい旨述べました。これに対し、ラモホパ大臣は、再生可能エネルギー分野等における日本の支援に感謝の意を述べると共に、南アフリカの脱炭素化に向けて一層の連携を期待する旨述べました。
- また、藤井副大臣から、国際社会の諸課題においても、今月からG20議長国を務める南アフリカと緊密に連携したい旨述べました。
- 両者は、今次の訪日を契機に、明年8月に開催されるTICAD 9に向け、二国間関係及び国際場裡における協力関係を更に発展させていくことを確認しました。