報道発表
ニジェール共和国に対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換
令和6年12月6日
12月5日(現地時間同日)、コートジボワール共和国のアビジャン市において、一方井克哉駐ニジェール共和国日本国特命全権大使(コートジボワールにて兼轄)と、キンデイ・ンデラ・サンバ世界食糧計画ニジェール事務所代表(Ms. Kinday Ndella SAMBA, Country Director and Representative of the World Food Programme in Niger)との間で、供与額3億円の無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- ニジェールは、サヘル地域の内陸国で、国土の大部分がサハラ砂漠にあり、深刻な社会・経済開発の問題を抱える最貧国の一つです。昨年7月の政変以降も、国内は極度の貧困が続いており、特に物流網の混乱による影響や、農業生産量の落ち込みにより、食料価格が高騰し深刻な食糧難に直面しています。
- この協力は、ニジェールの食料安全保障及び栄養状態の改善等を目的とし、同国に対し、WFPを通じ、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)ニジェール共和国基礎データ
ニジェール共和国の面積は約1,267万平方キロメートル(日本の約3.3倍)、人口は2,720万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は600米ドル(2023年、世界銀行)。