報道発表
コートジボワール共和国に対する無償資金協力「北東部国境地域におけるテロ対策能力向上計画(UN連携/UNODC実施)」に関する書簡の署名・交換
令和6年12月4日
12月4日(現地時間12月3日)、コートジボワール共和国のアビジャン市において、一方井克哉駐コートジボワール共和国日本国特命全権大使と、アマド・フィリップ・デ・アンドレス国際連合薬物犯罪事務所西・中部アフリカ地域代表(Dr. Amado Philip DE ANDRÉS, Regional Representative for West and Central Africa, United Nations Office on Drugs and Crime)との間で、供与額1.69億円の無償資金協力「北東部国境地域におけるテロ対策能力向上計画(UN連携/UNODC実施)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- コートジボワールでは、北部国境地域を中心に治安が悪化しており、国境を越えたテロ活動や暴力的過激主義の台頭といった脅威が増しています。同国は、テロ対策に積極的に取り組んでいますが、治安・司法関係者の能力や人材が限られているほか、捜査のための機材や特殊捜査技術等も不足しており、テロ対策能力の強化が喫緊の課題となっています。
- この協力は、コートジボワール北東部国境地域において、テロ捜査関連の機材供与や関係当局者の研修、地域住民への啓発活動を行うことにより、刑事司法当局によるテロ事案への即応能力強化、及び地域間連携の促進を図り、もって同国の暴力的過激主義の予防を含めたテロ・組織犯罪対策の強化、及び平和と安定の強化に寄与するものです。
- 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、「民主主義の定着・法の支配の推進」を表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)コートジボワール共和国基礎データ
コートジボワール共和国の面積は約32.2万平方キロメートル(日本の約0.9倍)、人口は2,887万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は2,670米ドル(2023年、世界銀行)。