報道発表
東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関するレビューのためのIAEA職員及び国際専門家の訪日
令和6年12月2日
12月9日から12日にかけて、国際原子力機関(IAEA)職員及び国際専門家からなるIAEAタスクフォースが来日し、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関する安全性及び規制面のレビューを行います。
日本政府は、今後とも、IAEAへの必要な情報共有を継続するとともに、ALPS処理水の取扱いについて、国内外の一層の理解を醸成していくことに努めます。
(参考1)IAEAタスクフォースの構成
IAEAタスクフォースには、独立した立場で参加するアルゼンチン、英国、オーストラリア、カナダ、韓国、中国、フランス、米国、ベトナム、マーシャル諸島、ロシア出身の11名の国際専門家が含まれる
(参考2)ALPS処理水
ALPS処理水とは、ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質の濃度が確実に安全規制基準を満たすよう処理された水であり、さらにALPS処理水は、海水により十分に希釈された後、海洋に放出されるため、トリチウムを含む放射性物質の濃度は、安全規制基準をはるかに下回っている。