報道発表
日・モルドバ外相会談
令和6年11月12日
11月12日、午前11時頃から約25分間、岩屋毅外務大臣は、訪日中のミハイ・ポプショイ・モルドバ共和国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Mihai POPşOI, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Republic of Moldova)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 二国間関係
- 冒頭、岩屋大臣から、先般の大統領選挙でのサンドゥ大統領の再選に祝意を表し、また、モルドバのEU加盟を巡る憲法改正案が国民投票で可決されたことに言及しつつ、モルドバの民主主義及びEU加盟プロセスを日本は引き続き支援していく旨述べました。
- これに対し、ポプショイ外相は、モルドバに対する日本の支援に感謝する。複雑で困難な時期において引き続き日本との関係を強化していきたい旨述べました。
- 両外相は、価値と原則を共有するパートナーである両国が、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け連携していくことで一致しました。また、両外相は、来年の関西・大阪万博も契機としつつ、様々な分野で両国関係をさらに発展させていくことでも一致しました。
2 ウクライナ情勢及びモルドバ支援
- 岩屋大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、我が国は引き続き強力なウクライナ支援と厳しい対露制裁を実施していく旨述べるとともに、モルドバがウクライナから多数の避難民を受け入れていることに敬意を表しました。その上で、侵略の影響に直面するモルドバを日本は支援しており、農業、インフラ、産業振興などの分野での支援を通じてモルドバの発展を後押ししていく述べました。
- これに対し、ポプショイ外相から、日本による支援に感謝が述べられるとともに、モルドバは、今後もウクライナの復興を支援していく旨述べました。
- 両外相は、緊迫するウクライナ情勢等の国際情勢を踏まえ、今後も緊密に連携していくことで一致しました。