報道発表

第9回日・南アフリカ科学技術合同委員会の開催

令和6年11月7日
電波天文台(HartRAO)視察
科学産業研究評議会(CSIR)視察
(集合写真)第9回日・南アフリカ科学技術合同委員会出席者

 11月6日(現地時間同日)、南アフリカ・プレトリアにおいて、第9回日・南アフリカ科学技術合同委員会を開催しました。

  1. 合同委員会では、嘉治美佐子外務省科学技術協力担当大使とラクシュニー・ラムータ・プリスクル科学イノベーション省技術イノベーション担当副次官(Dr. Rakeshnie Ramoutar-Prieschl: Deputy Director-General of Technology Innovation, Department of Science and Innovation)が共同議長を務め、日・南アフリカ両国の関係府省・機関等の関係者が出席しました(一部出席者はオンライン)。また、出席者は、5日に電波天文台(HartRAO)及び科学産業研究評議会(CSIR)を視察しました。
  2. 今回の委員会では、両国の科学技術・イノベーション政策の進展、AJ-CORE(日・アフリカ多国間共同研究プログラム)やSATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)における共同研究の取組や成果が発表されるとともに、本年8月に開催されたSAJU6(第6回日・南アフリカ大学フォーラム)を通じた学術交流ネットワークの構築や、研究開発人材の育成等についても議論されました。個別分野では、マラリアなどの感染症の早期予測研究やグリーン水素に関する協力の現状など、今後の展望についても活発な意見交換が行われました。
  3. 両共同議長は、本合同委員会における建設的な議論を通じ、両国の科学技術協力が着実に進展していることを歓迎するとともに、日・南アフリカ科学技術協力協定の下で、引き続き両国が緊密に連携していくことを確認しました。
(参考)南アフリカとの科学技術合同委員会

 2003年8月に日・南アフリカ科学技術協力協定に署名。平和目的及び相互利益のための科学技術分野での協力関係の促進を目的としており、第5条で合同委員会を設置することを規定。同協定に基づき、約2年に一度の頻度で日本と南アフリカで交互に開催しており、今次会合は9回目。


報道発表へ戻る