報道発表
2024年「世界津波の日」啓発イベント(於:ニューヨーク国連本部)における岩屋外務大臣ビデオ・メッセージの発出
令和6年11月6日
11月5日、日本は、国連防災機関(UNDRR)、チリ・モルディブ・タイほか関係国の国連代表部及び関係国際機関とともに、2024年「世界津波の日」啓発イベントを共催し、日本政府を代表して岩屋毅外務大臣がビデオ・メッセージ(英語/仮訳)を発出しました。
- 岩屋大臣は、メッセージの冒頭で、本イベントの開催に当たり、カマル・キショー国連事務総長防災担当特別代表兼国連防災機関長をはじめとする、関係国及び機関への感謝を述べつつ、2004年に発生したインドネシア・スマトラ沖大地震およびインド洋津波から、今年で20年の節目を迎えることに触れ、災害の教訓を後世へと伝えていく責務について述べました。
- その上で、本イベントのテーマでもある「若者の参加、教育、次世代のエンパワーメント」が防災に果たす重要な役割について述べ、日本が2016年から開催している「世界津波の日」高校生サミットにおける、世界各地の高校生による主体的な防災の学び合い活動について紹介しました。また、先月、熊本県で開催された「世界津波の日」高校生サミット2024in熊本を取りまとめ、今回のイベントでスピーチを行う3名の高校生に対し、上記高校生サミットの成果を世界に発信することへの期待を述べました。
- さらに、防災はSDGs達成の鍵としつつ、今次イベントを通じて、津波の脅威への意識が高められ、「災害により誰一人取り残されない」世界の実現に役立つことを願うとともに、我が国が引き続き世界の防災に貢献していく旨を述べました。
(参考1)「世界津波の日」
2015年12月、津波に関する人々の意識を向上し、津波対策の強化を目的に、日本をはじめ142か国が共に提案した「世界津波の日」を定める決議が第70回国連総会本会議でコンセンサスにより採択された。
(参考2)「世界津波の日」高校生サミット
国内外の高校生が参加し、津波などの自然災害の脅威と対策を学ぶ場として、2016年(平成28年)から開催。第6回目となる本年は、10月23日及び24日に熊本県において開催。
「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本(ウェブサイト)