報道発表

日中韓高級事務レベル協議の開催(結果)

令和6年10月28日
日本の船越健裕外務審議官と中国の外交部副部長及び韓国の外交部次官補の記念撮影
日中韓高級事務レベル協議の様子
岩屋外務大臣と孫副部長及び鄭次官補との記念撮影

 10月28日、外務省飯倉公館において、日中韓高級事務レベル協議(SOM)が開催されました。日本から船越健裕外務審議官、中国から孫衛東(そん・えいとう)外交部副部長、韓国から鄭炳元(チョン・ビョンウォン)外交部次官補が出席しました。

  1. 三者は、前回から4年半ぶりの開催となった本年5月の日中韓サミットにおいて、日中韓プロセスが再活性化されて以降、複数の閣僚級会合が開催されるなど協力が進展していることを評価するとともに、3か国間での未来志向の協力を更に強化していくことを確認しました。
  2. 三者は、3か国が気候変動、防災や少子高齢化等の共通の課題に直面していることを踏まえ、本年5月の日中韓サミットにおいて首脳間で協力の推進について一致した6分野((1)人的交流、(2)気候変動への対応等を通じた持続可能な開発、(3)経済協力と貿易、(4)公衆衛生と高齢化社会、(5)科学技術協力とデジタル・トランスフォーメーション、(6)災害救援と安全)を含め、引き続き、3か国が裨益する具体的協力案件について議論していくことで一致しました。
  3. 三者は、なるべく早期で適切な時期における日中韓外相会議及び日中韓サミットの開催に向け取り組むことで一致しました。
  4. また、同日、外務省において孫副部長及び鄭次官補による岩屋外務大臣表敬が行われました。岩屋大臣から、孫副部長及び鄭次官補の訪日を歓迎するとともに、本年5月の日中韓サミットにおいて再活性化された日中韓プロセスのモメンタムを活かし、3か国間での未来志向の協力を更に強化していきたい、日中韓外相会議の際に王毅中国外交部長、趙兌烈韓国外交部長官をお迎えできることを楽しみにしている旨を伝達しました。

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