報道発表
岩本領事局長と中国外交部との協議
令和6年10月17日
10月17日、岩本桂一領事局長は、北京において鄧励(とう・れい)中国外交部副部長及び武徳民(ぶ・とくみん)同領事司長代理と会談し、蘇州及び深圳で日本人学校の児童や、その関係者が死傷した事件を受けた今後の対応について協議を行いました。今般の協議は、9日に行われた日中外相電話会談、10日にラオスで行われた日中首脳会談においても両事件をめぐってやり取りがあり、引き続き両国間で意思疎通を行っていくこととした経緯等も踏まえて行われたものです。
- 協議において、岩本局長から、両事件を受け、中国在留邦人の不安は急速に高まっている旨を指摘しつつ、一刻も早い事実解明と説明、日本人の安心・安全の確保を改めて強く求めました。また、悪質で反日的なSNSの投稿等の取締りを含め、中国側の迅速な対応の重要性を強調しました。
- 双方は、再発防止の在り方について議論を行い、9月に柘植芳文外務副大臣が中国を訪問した機会に提起した「(1)日本人学校が所在する各地の治安当局との間の安全確保に関する情報交換」、「(2)通学方法に応じた安全対策の実施」、「(3)緊急事態発生時の初動対応に関する連携強化等の具体的措置」について、我が国の在外公館と現地当局との間で取組が進んでいることを確認しました。
- 双方は、これらの具体的措置の進捗をフォローすることを含め、中国在留邦人の安全確保と再発防止について、引き続き意思疎通を行っていくことで一致しました。