報道発表

日・エジプト外相電話会談

令和6年10月16日

 10月16日午後3時30分から約25分間、岩屋毅外務大臣は、アブデルアーティー・エジプト・アラブ共和国外務・移民・国外移住者大臣(H.E. Mr. Badr Abdelatty, Minister of Foreign Affairs, Emigration and Expatriates of the Arab Republic of Egypt)との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から外務大臣就任の挨拶を述べ、それに対し、アブデルアーティー大臣から祝意が伝えられました。
  2. 岩屋大臣から、緊迫した中東情勢を重大な関心と懸念をもって注視している旨述べた上で、イランによるイスラエルに対する攻撃を含む情勢の悪化について、中東地域における全面戦争に拡大することを深刻に懸念し、このようなエスカレーションを強く非難する旨述べました。また、レバノン情勢に関し、国連レバノン暫定隊(UNIFIL)の安全に対する脅威を非難し、即時停戦及び外交的解決への真摯な取組が必要である旨述べました。更に、ガザ情勢について、エジプト、カタール、米国の外交努力を支持する旨伝達しました。
  3. アブデルアーティー大臣からは、情勢は極めて緊迫しており、岩屋大臣の情勢認識を共有するとした上で、最新の現地情勢及びエジプトの外交努力について説明がありました。また、戦略的パートナーである日本との協力を重視し、日本のパレスチナ及び地域への支援を高く評価する旨の発言がありました。
  4. その上で、両外相は、関係者に対して働きかけを継続することの重要性を確認し、人質解放・停戦実現に向け、引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。

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