報道発表
アフリカ開発基金(AfDF)に対する円借款に関する書簡の署名・交換について
令和6年10月15日
10月12日(現地時間11日)、コートジボワール共和国のアビジャンにおいて、一方井克哉駐コートジボワール共和国日本国特命全権大使とハサトウ・ジョップ・ンセレ財務担当副総裁兼最高財務責任者(Ms. Hassatou Diop N’SELE, Vice President for Finance and Chief Financial Officer, African Development Fund)との間で、総額516億7千4百24万円を限度とする、円借款「アフリカ開発基金第16次増資のための借款」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- この協力は、アフリカ諸国の経済開発と貧困削減に果たすAfDFの役割の重要性に鑑み、日本政府がAfDFに対して資金供与を行うものです。当該資金供与を通じて、AfDFの活動資金の確保を図り、もってAfDFによる開発事業の実施に寄与します。
- 我が国は、アフリカ開発会議(TICAD)プロセスを通じ、アフリカの持続可能な経済成長と発展に貢献していくこととしており、感染症の流行による経済活動の停滞からの回復の遅れ、食料・エネルギー価格の上昇等により、既に存在するアフリカの課題と膨大な資金ニーズが一層拡大していることを踏まえ、この協力を通じてそうした課題解決や資金ニーズの充足に貢献し、アフリカの成長と発展を後押ししていきます。
- 供与条件
- 金利:年0.11%
- 償還期間:40年(10年の据置期間含む)
(参考)アフリカ開発基金(AfDF)
アフリカ開発基金(AfDF)は、アフリカ諸国の経済的開発及び社会的開発並びに構成国間の協力及び国際貿易の促進に一層効果的に貢献することを目的とし、所得の低い国に対して緩和された条件による融資及び贈与の供与を行う地域開発金融機関。1973年に設立され、我が国は設立当初から参加。現在の参加国は31か国。本部はコートジボワールのアビジャンに設置され、常設事務局を有する。