報道発表

アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合 上川外務大臣主催ワーキング・ランチ(連結性強化)

令和6年8月25日

 8月25日、正午から約70分間、上川陽子外務大臣は、アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合参加国の閣僚等を招待し、「連結性強化」に関するワーキング・ランチを開催したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、アフリカ域内の連結性強化に向けた日本のハード及びソフト面での貢献、知見・技術の共有を通じた知的連結性の強化に向けた取組につき述べました。その後、WPS分野でIGADのリーダーシップアカデミーを拠点として、女性平和人材育成を地域レベルで展開する「アフリカの角における女性平和人材育成イニシアティブ」の立ち上げを決定した旨表明しました。また、連結性強化にむけた民間資金動員には、透明・公正なビジネス環境整備に向けた各国政府による一層の内発的な変革の取組が重要である旨を述べました。更に、第三国企業とも連携しながらグローバルな事業展開をする日本企業のアフリカ進出を後押しすべく、アフリカ域外の国を中心に、6か国・7公館で経済広域担当官を指名したことを紹介しました。
  2. 参加した多くの閣僚等から、活発な発言がありました。アフリカ開発ビジョン「アジェンダ2063」において、連結性強化及び域内統合が大きな目標の一つであることが指摘されるとともに、物理的なインフラのみならず、デジタルや電力、民間投資を活用した連結性強化に伴う産業化を含む付加価値の創出が重要であることが指摘され、実現に向けTICADの枠組を活用すべきとの発言がありました。
  3. 最後に上川大臣から、TICADも活用したアフリカ域内の連結性強化に向けた日・アフリカ双方の取組が重要である旨述べ、本日は有意義な意見交換をすることが出来たと総括しました。

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