報道発表
日・セーシェル外相会談
令和6年8月24日
8月24日、午後3時30分から約15分間、上川陽子外務大臣は、アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合出席のため訪日中のルイ・シルベストル・ラデゴン・セーシェル共和国外務・観光大臣(H.E. Mr. Louis Sylvestre RADEGONDE, Minister for Foreign Affairs and Tourism of the Republic of Seychelles)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣は、本年1月の在セーシェル日本国大使館の格上げを通じた二国間関係の一層の発展への期待を表明するとともに、セーシェルのインド洋委員会(IOC)議長就任に祝意を表しました。また、上川大臣から、IOC議長国としてセーシェルが重視する連結性強化は、今回のTICAD閣僚会合の重要テーマであり、日本の推進する「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の観点からも重要である旨述べた上で、同じ海洋国家として共に取り組んでいきたい旨述べました。これに対し、ラデゴン大臣は、良好な二国間関係に言及しつつ、人材育成等の支援に対する謝意を表明しました。
- 続けて、上川大臣から、海洋安全保障に係る両国の親善訓練や海上法執行機関の能力向上支援等の取組に言及しました。これに対し、ラデゴン大臣から、これまでの日本の協力への謝意が表明されるとともに、両大臣は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序が不可欠であり、引き続き連携していくことで一致しました。
- 両大臣は、明年のTICAD9を見据え、日・セーシェル関係を更に発展させることを確認しました。
- このほか、安保理改革、ウクライナ情勢、拉致問題を含む北朝鮮情勢等の国際場裡における協力に関し、意見交換を行いました。