報道発表
日・チャド外相会談
令和6年8月23日
8月23日、午後3時35分から約25分間、上川陽子外務大臣は、アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合出席のため訪日中のアブドゥラマン・クラマラー・チャド共和国外務・アフリカ統合・在外チャド人・国際協力大臣(H.E. Mr. Abderaman Koulamallah, Minister of State, Minister of Foreign Affairs, African Integration, Chadians Abroad and International Cooperation of the Republic of Chad)との間で外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、チャドにおける民政移管の重要なプロセスである大統領選挙が概ね平和裏に実施されたことを歓迎するとともに、本年予定されている議会選挙の実施を通じて、民政移管プロセスが更に進展することを期待する旨述べました。
- 上川大臣からクラマラー大臣に対し、チャドが、スーダン難民を始め、人口の1割を超える避難民を抱える等、地域の平和と安定に大きな役割を果たしていることに敬意を表するとともに、チャドへの協力を継続していきたい旨述べました。これに対し、クラマラー大臣から、難民を含む国内情勢についてWPSの観点も含め説明するとともに、日本の支援に対する謝意が述べられたほか、名誉領事の設置等による二国間関係の一層の強化への期待が示されました。
- 両大臣は、明年のTICAD9を見据え、日・チャド関係を更に発展させることを確認しました。
- このほか、安保理改革、ウクライナ情勢、拉致問題を含む北朝鮮情勢等の国際場裡における協力に関し、意見交換を行いました。