報道発表
アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合 女性閣僚との上川外務大臣主催ワーキング・ランチ
令和6年8月23日
8月23日、正午から約65分間、上川陽子外務大臣は、外務省飯倉公館において、アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合参加国の女性閣僚5名を招いてワーキング・ランチを開催したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、アフリカ社会の課題解決、平和と安定及び経済成長にとって女性の力が欠かせないとした上で、アフリカ各地での女性・平和・安全保障(WPS)に関する取組の好事例を「点」から「面」に拡大し、アフリカ全体及びグローバルな舞台に適用していきたい旨述べました。
- 続いて、上川大臣からは、その端緒として、アフリカにおいて平和を担う若き人材を地域レベルで育成すべく、政府間開発機構(IGAD)を拠点とするアフリカにおける平和人材育成プログラムを新たに立ち上げる旨表明しました。
- 各参加者からは、その歴史的経緯から、アフリカはWPSの重要性を最も理解している地域であり、WPSの取組が最も進んでいる地域であるとの発言がありました。
- その上で、各参加者からは、女性のガバナンスへの参加や平和活動への参加、スタートアップや女性起業家の重要性や、議会や政府部内における男女同数の目標の実現について、自らの取組について積極的に共有があり、今後の国のさらなる発展には日本との協力が不可欠であると述べるところがありました。
- 最後に、上川大臣と参加者は、本日の議論は明日からのTICAD閣僚会合における女性についての議論の良い土台になったことを確認し、これを機会に協力を深めていくことで一致しました。
- なお、同ワーキング・ランチでは、日本各地の食材を使った食事が提供され、日本における食の多様性を紹介する機会ともなりました。
(参考)参加した女性閣僚等(国・組織名アルファベット順)
- AU委員会:モニーク・ンサンザバガンワ副委員長
- 中央アフリカ:シルビー・バイポ=テモン外務・仏語圏・在外国民大臣
- ガーナ:シェリ・アヨコー・ボチュウェイ外務・地域統合大臣
- セネガル:ヤシン・ファルアフリカ統合・外務大臣
- シエラレオネ:フランセス・ピアジ・アルガリ外務・国際協力副大臣