報道発表
国際海底機構(ISA)理事国選挙における我が国の当選
令和6年8月5日
- 7月28日から8月2日まで、ジャマイカにおいて第29回国際海底機構(ISA)総会が開催され、我が国は全会一致で理事国に再選されました。我が国は、1996年(平成8年)の第1回理事国選挙以来、一貫して理事国に選出されており、今次再選により、2025年(令和7年)から2028年(令和10年)の間、新たな任期を務めることとなります。
- 我が国は、海における「法の支配」を重視しており、国連海洋法条約(UNCLOS)に基づく海洋秩序の維持と発展のため、ISAの活動に引き続き貢献していく考えです。
(参考1)国際海底機構(ISA)
ISAは、国連海洋法条約(UNCLOS)に基づき、同条約のすべての締約国を構成国として、1994年(平成6年)11月16日に設立された。事務局はジャマイカの首都キングストンに置かれている。ISAは、UNCLOSが「人類の共同の財産」と規定する深海底の鉱物資源の管理を主たる目的とし、UNCLOS及び同条約第11部実施協定の規定に従って、深海底における活動を組織・管理している。
我が国からは、深海資源開発株式会社(DORD)及び独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、ISAとの契約の下でそれぞれ探査活動を実施している。
(参考2)理事会
理事会は、ISAの執行機関として、個別の政策を定める権限を有し、予算案、規則案の総会への提出、資源探査のための業務計画の承認及び監督等を行う。理事国の定数は36か国、任期4年。2年に一度、半数が改選される。