報道発表

上川外務大臣の沖縄県訪問(結果)

令和6年6月23日

 6月23日、上川陽子外務大臣は、沖縄県を訪問したところ、結果概要は以下のとおりです。

1 「令和6年沖縄全戦没者追悼式」への参列

沖縄全戦没者追悼式に参列する上川外務大臣
沖縄全戦没者追悼式にて戦没者に哀悼の誠を捧げる上川外務大臣

 上川大臣は、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園にて行われた「令和6年沖縄全戦没者追悼式」に参列し、沖縄戦において戦場に斃れられた御霊、戦禍に遭われ亡くなられた御霊に哀悼の誠を捧げました。

2 経済界との意見交換

上川外務大臣と沖縄経済界との意見交換会参加者との記念写真
上川外務大臣と沖縄経済界参加者との意見交換の様子
  1. 冒頭、上川大臣から、戦後の沖縄県の復興に当たり想像を絶する苦労があった事に思いを致し、その社会生活を支えた経済界の先人達に深い敬意を表しました。その上で、外務省として沖縄の負担軽減に全力を尽くすとともに、特に沖縄の人材育成、若者への国際交流機会の提供に力を入れている旨述べました。
  2. 沖縄経済界の出席者からは、国際的人材の育成、沖縄における民間主導型の国際会議の定期的な開催、国際機関の誘致、沖縄の魅力の世界への発信等について外務省の協力を得たい旨要請があったほか、上川大臣との間で、沖縄の明るい未来に向けた外務省と沖縄経済界の更なる協力について活発な意見交換が行われました。

3 沖縄県女性関係者との意見交換

上川外務大臣と沖縄女性経済関係者との記念写真
上川外務大臣と沖縄県女性関係者との意見交換の様子
  1. 冒頭、上川大臣から、過酷な沖縄戦の中で、女子学徒隊をはじめ、特に悲惨な環境で戦争の犠牲になった沖縄の女性達に思いを致し、WPS(女性、平和、安全保障)のアプローチの重要性について述べました。その上で、経済界においても、女性の視点を取り入れることでより持続可能で包摂的な経済活動が行える旨述べ、若い世代の女性達が、ますます社会の中で活躍するために、自分達が果たす役割は大きい旨述べました。
  2. 出席した沖縄女性経済関係者からは、女性として社会で活躍する上での自身の経験を踏まえ、数多くの質問が投げかけられ、上川大臣からは、個人的な体験を交えつつ応じ、活発な意見交換が行われました。

4 2023年度(令和5年度)TOFU(「アメリカで沖縄の未来を考える」”Think of Okinawa’s Future in the U.S.”)参加者との意見交換

上川外務大臣とTOFU参加者との記念写真
上川外務大臣とTOFU参加者との意見交換
     
  1. 冒頭、上川大臣から、日本と米国は、国際社会をリードするグローバル・パートナーとして力強い同盟国であり、日米同盟を支えるのは、人と人とのつながりである旨強調しました。
  2. その上で、上川大臣から、日米交流を更に促進するために、外務省として「日米交流学生大使」を新たに創設し、日米交流の楽しさと大切さを実際に経験したTOFU参加者の中から募集して、外務省として沖縄の更なる国際化のために何ができるのかを一緒に考えていきたい旨述べました。
  3. 出席者からは、TOFUで得た学び等について共有があったほか、将来どのようなことにチャレンジしたいのかについての発表があり、それに対し上川大臣から激励の言葉を述べました。

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