報道発表

上川外務大臣とギヨーム・ルクセンブルク皇太子殿下との会談

令和6年6月11日
ギヨーム皇太子殿下と握手する上川外務大臣
会談の様子
上川外務大臣と、ギヨーム皇太子殿下、ザヴィエ大公国副首相兼外務・対外通商相兼開発協力・人道問題担当相、レックス経済・中小企業・エネルギー・観光相

 6月11日、午後5時20分から約40分間、上川陽子外務大臣は、経済ミッションを率いて訪日中のギヨーム・ルクセンブルク皇太子殿下(His Royal Highness Crown Prince Guillaume of Luxembourg)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。同会談には、グザヴィエ・ベッテル・ルクセンブルク大公国副首相兼外務・対外通商相兼開発協力・人道問題担当相(H.E. Mr. Xavier Bettel, Vice Prime Minister, Minister for Foreign Affairs and Foreign Trade, Minister for Development Cooperation and Humanitarian Affairs of the Grand Duchy of Luxembourg)及びレックス・デレス同経済・中小企業・エネルギー・観光相(H.E. Mr. Lex Delles, Minister of the Economy, SME, Energy and Tourism of the Grand Duchy of Luxembourg)が同席しました。
 なお、会談に先立ち、日・ルクセンブルク航空協定及び関係省庁間の宇宙分野の協力に関する協力覚書への署名式を実施しました。

  1. 冒頭、上川大臣から、能登半島地震におけるルクセンブルクからの支援に改めて謝意を表明し、皇室と大公家との親密な関係は、良好な二国間関係の礎であり、ギヨーム皇太子殿下の約10年振りの訪日を心から歓迎する、ベッテル外相、デレス経済相、約70名の経済ミッションをお迎えすることができたことを喜ばしく思う旨述べました。また、今回の経済ミッションの訪問は、宇宙分野、スタートアップ、金融、データをはじめとする両国の関係をさらなる高みに押し上げるものであり、具体的な成果につながることを期待する旨述べました。
  2. これに対し、ギヨーム・ルクセンブルク皇太子殿下から、日本政府からの招待に謝意が表明され、今般、経済ミッションを率いて訪日できたことを喜ばしく思う、今次訪問を通じて両国の関係が一層飛躍することを期待する旨の発言がありました。その上で、ベッテル副首相兼外相は、今回の航空協定への署名及び日・ルクセンブルク・ワーキングホリデー制度の運用開始は大きな成果である旨述べ、両外相は、これらの枠組みを活用し、両国間の人的往来を含む経済関係の強化に一層取り組んでいくことで一致しました。
  3. 上川大臣とギヨーム・ルクセンブルク皇太子殿下は、来年の大阪・関西万博や、2027年の外交関係樹立100周年に向けて、両国の関係を一層深化させていくことで一致しました。
  4. また、ベッテル副首相から、日本の対ウクライナ支援に高い評価があり、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢及び中東情勢等の地域情勢についても意見交換を行い、両国は緊密に連携していくことで一致しました。

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