報道発表
ガーナ共和国に対する無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換
令和6年6月5日
6月4日(現地時間同日)、ガーナ共和国の首都アクラにおいて、望月寿信駐ガーナ共和国日本国特命全権大使とクワク・アムプラトゥン=サルポン・ガーナ共和国外務・地域統合副大臣(Hon. Mr. Kwaku AMPRATWUM-SARPONG, Deputy Minister for Foreign Affairs and Regional Integration of the Republic of Ghana)との間で、供与限度額3.23億円の無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- ガーナにおいては、各開発課題の複雑さに比して、これらを所掌する政府機関・関係省庁の組織の能力向上に加え、制度の整備が総じて求められているという現状があり、行政機構上の制度構築及び個々の行政官の能力向上が課題となっています。
- この協力は、ガーナ政府中枢において、政策決定に携わることが期待される若手行政官等が、本邦大学院において、学位(修士・博士)を取得することを支援するものです。この協力により育成された人材が、同国の重点開発課題の解決に貢献すること、また人的ネットワーク構築を通じた二国間関係の強化に寄与することが期待されます。
- 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、司法・行政分野の制度構築・ガバナンス強化のための4,600人の人材育成に取り組むことを表明しており、これらの協力は同表明を具体化するものです。
(参考)ガーナ共和国基礎データ
ガーナ共和国の面積は約23.9万平方キロメートル(日本の約3分の2)、人口は3,348万人(2022年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は2,380米ドル(2022年、世界銀行)。