報道発表

第2回グローバル難民フォーラムのフォローアップ・ミーティングの開催

令和6年2月1日

 1月31日午後、国連大学において、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)日本事務所と外務省の共催の下、国際機関、NGO、民間企業・団体等の関係者が集まり、第2回グローバル難民フォーラム(GRF)のフォローアップ・ミーティングを開催したところ概要は以下のとおりです。
 なお、本フォローアップ・ミーティングは、様々な主体の連携の下、社会全体として難民・避難民問題に取り組む「Whole-of-Society Approach」の一環として関係者が一堂に会し、第2回GRFの成果について情報共有を行うこと等を目的として開催されたものです。

  1. 冒頭、日下部外務省国際協力局審議官から、第2回GRFの開会式において上川外務大臣が共催国の一つとしてステートメントを行い、難民・避難民への対応を考える上で「女性・平和・安全保障」いわゆるWPSの考え方は欠かせないものであること、より未来を見据えた、中長期的なアプローチとして「人道・開発・平和の連携」の取組をリードしていくことを強調した旨述べました。 また、関係者と共にフォローアップをしっかり行い、日本の Whole of Society Approach を更に強化していきたいと述べました。
  2. 続けて、参加者から、それぞれのプレッジ等についての説明が行われ、今後のフォローアップのあり方について議論しました。
  3. 本会合では、引き続き、日本における関係者の連携を深めていくことで一致しました。

[参考1]グローバル難民フォーラムの概要
 グローバル難民フォーラムは、UNHCRが主導する、難民グローバル・コンパクトのフォローアップ会合。世界の難民受入国・ドナー国・国際機関等が一堂に会し、難民問題解決に向けた取組を共有し、今後の政策的貢献を示す場。第2回グローバル難民フォーラムは、2023年12月13日から15日にかけてジュネーブで開催。UNHCR及びスイスが主催し、コロンビア、フランス、日本、ヨルダン、ウガンダが共催国を務めた。

[参考2]
 HDPネクサス(「人道 (Humanitarian (H)) ― 開発 (Development (D)) ― 平和 (Peace (P)) の連携(Nexus)」):人道支援と並行して、難民の自立支援や受入国の負担軽減のための開発協力を行い、さらに根本的な原因である紛争の解決・予防に向けた平和の取り組みを進めるアプローチ。
 難民グローバル・コンパクト:2018年、増え続ける難民・避難民への対応として、難民支援のための新しい国際的な枠組みとして国連総会にて採択。(ア)難民受入国の負担軽減、(イ)難民の自立支援、(ウ)第三国での解決策の拡大、(エ)安全で尊厳のある帰還環境整備を目指すもの。


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