報道発表

日・トルクメニスタン外相会談

令和6年1月23日
上川外務大臣と握手するラシッド副首相兼外務大臣
プログラムの署名・交換
会談の様子

 1月23日、午後3時00分から約45分間、上川陽子外務大臣は、訪日中のラシッド・メレドフ・トルクメニスタン副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Rashid MEREDOV, Deputy Chairman of the Cabinet of Ministers and Minister of Foreign Affairs of Turkmenistan)と外相会談を行うと共に、「2024年-2026年における日・トルクメニスタン外務省間協力プログラム」の署名・交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、約1年ぶりのメレドフ副首相兼外務大臣の訪日を歓迎するとともに、能登半島地震に対するトルクメニスタンからのお見舞いメッセージへの謝意を述べました。
  2. 二国間関係に関し、上川大臣から、トルクメニスタンは、天然資源ビジネスと脱炭素の両立の観点から重要なパートナーであり、様々な分野での経済関係を強化したく、この点、これまでも、日本企業は、天然ガス加工等の大型案件を通じて貴国の産業多角化を後押ししてきており、今後は、エネルギー・トランジション分野でも協力していきたい旨述べました。また、租税条約について実質合意に達したこと、さらには、両国の間で脱炭素分野の協力にかかる政府間覚書が署名されており、こうした肯定的な動きを歓迎する旨述べました。
  3. これに対しメレドフ副首相兼外務大臣から、改めて能登半島地震で人命が失われたことに哀悼の意を表するとともに、日本との間で幅広い分野におけるこれまでの協力を高く評価した上で、今後、脱炭素分野を含め、二国間関係や中央アジアと日本の関係を一層強化していくことへの期待が表明されました。
  4. 双方は、「中央アジア+日本」対話・首脳会合の開催に向けて調整を進めていくことを確認しました。また、ウクライナやアフガニスタンを始めとする地域・国際情勢や国連等における協力についても率直な意見交換を行い、引き続き、様々な分野において緊密に連携していくことで一致しました。

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