報道発表

パキスタン・イスラム共和国に対する無償資金協力「ポリオ感染拡大防止・撲滅のための支援(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換

令和6年1月12日

 1月12日(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、伊藤毅在パキスタン・イスラム共和国日本国臨時代理大使とアブドゥラ・ファディル国際連合児童基金(UNICEF)パキスタン代表(Mr. Abdullah Fadil, UNICEF Representative in the Islamic Republic of Pakistan)との間で、無償資金協力「ポリオ感染拡大防止・撲滅計画(UNICEF連携)」(供与額5.16億円)に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. パキスタンは、アフガニスタンと並び、野生株ポリオ・ウイルスが常在する国であり、我が国は、1996年から同国におけるポリオ撲滅に向けた支援をUNICEFと協力して継続的に行っています。ポリオ撲滅に向けた取組を継続することで感染拡大を防ぐことが、重要な課題となっています。
  2. この計画は、パキスタンにおいて5歳未満児を対象に、ポリオ・ワクチン接種キャンペーン等を実施するために、必要なワクチンを調達するための資金を供与するものです。この協力により、約1,900万人の5歳未満児へのワクチン接種が可能となり、これら児童のポリオ・ウイルスへの免疫向上及び同国におけるポリオ撲滅に貢献し、ひいては、同国から他国へのポリオ感染拡大を防止し、国際的なポリオ撲滅に向けた取組に寄与することが期待されます。
(参考)パキスタン・イスラム共和国基礎データ

 パキスタン・イスラム共和国は、面積約79.6万平方キロメートル(日本の約2倍の大きさ)、人口約2.4億人(2022年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)1,580米ドル(2022年、世界銀行)。


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