報道発表
イラク共和国に対する円借款「サマーワ上水道整備計画」に関する書簡の交換
令和5年12月25日
12月24日(現地時間同日)、イラク共和国の首都バグダッドにおいて、松本太駐イラク共和国日本国特命全権大使とタイフ・サーミー・ムハンマド・アル・シャカルチー・イラク共和国財務大臣(H.E. Ms. Taif Sami Mohammed Al-Shakarchi, Minister of Finance of the Republic of Iraq)との間で、452.98億円を限度とする円借款
(注)「サマーワ上水道整備計画」に関する書簡の交換が行われました。
(注)円借款:開発途上国に対してインフラ等の建設資金として必要な資金を緩やかな条件(低い金利や長い返済期間)で貸し付ける協力。開発途上国にとっては、日本への返済を前提とした資金なので、効果的な活用や自立的発展に繋がることが期待されます。
- 対象案件の概要
本計画は、イラク南部のムサンナ県サマーワ市において、淡水化施設を含む上水道整備を行うことにより、給水量・水質・給水時間の向上及び水資源の有効利用を図り、もって同市の安定した飲料水供給及び経済的・社会的発展の促進に寄与することが期待されます。 - 供与条件
- 供与限度額:452.98億円
- 金利:TORF(東京ターム物リスク・フリー・レート)+1.0%、一般条件(変動金利・オプション1、下限金利は0.1%)なおコンサルティング・サービス部分の金利については年0.2%(固定金利)
- 償還期間:25年(7年の据置期間を含む。)
- 調達状況:アンタイド
(参考)イラク共和国基礎データ
イラク共和国は、面積43万8,300平方キロメートル(日本の約1.2倍)、人口は約4,118万人(2021年、世界銀行)、一人当たり国民総所得(GNI)は5,040米ドル(2021年、世界銀行)。