報道発表

ブルキナファソに対する無償資金協力「道路維持管理機材整備計画」に関する書簡の交換

令和5年12月21日

 12月21日(現地時間20日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて、長島純駐ブルキナファソ日本国特命全権大使と、カラモコ・ジャン・マリー・トラオレ・ブルキナファソ外務・地域協力・在外ブルキナファソ人大臣(H.E. Mr. Karamoko Jean Marie TRAORE, Minister of Foreign Affairs, Regional Cooperation and Burkinabe Abroad of Burkina Faso)との間で、供与限度額10.06億円の無償資金協力「道路維持管理機材整備計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ブルキナファソは、周辺を6か国に囲まれる内陸国であり、首都ワガドゥグ市及び同国の道路網は、コートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナンのような沿岸国と、ニジェール、マリのような内陸国を繋ぐ物流の結節点としての役割を担っています。物流の80%以上が道路輸送である同国において、道路輸送量は、過去5年間で毎年約10%以上増加しており、道路輸送の重要性は拡大しています。その一方で、実際の道路状況に関しては、時宜を得た維持管理作業が実施できておらず、道路が補修されないまま劣化が進行し、その結果、大規模な改修が必要となり維持管理費用の増加につながっています。
  2. この事業は、道路維持管理機材を整備することにより、ワガドゥグ市内及び全国の道路を対象とした維持管理体制の改善を図り、もってブルキナファソにおける交通の改善・効率的な物流の実現を通じた域内経済統合の促進に寄与するものです。
  3. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、地域連結性の向上に貢献することを表明しています。また、本年5月に岸田文雄内閣総理大臣が、サヘル地域とギニア湾沿岸諸国の平和と安定に寄与し、持続可能な成長を促進するため、今後3年間で約5億ドルの支援を行うことを表明しており、この協力は、これらの表明を具体化するものです。
(参考)ブルキナファソ基礎データ

 ブルキナファソの面積は27万4200平方キロメートル(日本の約70%)、人口は2,267万人(2022年、世銀)、1人当たり国民総所得(GNI)は840米ドル(2022年、世銀)。


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