報道発表

シエラレオネ共和国に対する無償資金協力「経済社会開発計画」(農業関連資機材(肥料、トラクター等)供与)に関する書簡の署名・交換

令和6年5月29日

 5月28日(現地時間同日)、ガーナ共和国の首都アクラにおいて、望月寿信駐シエラレオネ共和国日本国特命全権大使(ガーナにて兼轄)とティモシー・ムサ・カッバ・シエラレオネ共和国外務・国際協力大臣(Hon. Mr. Timothy Musa KABBA, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation)との間で、供与額6億円の無償資金協力「経済社会開発計画」(農業関連資機材(肥料、トラクター等)供与)に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. シエラレオネは、年間1人当たり100キログラム以上のコメを消費するアフリカ有数のコメ消費国ですが、その半数以上を輸入に頼っています。食料安全保障の観点からも、コメの生産性向上が急務であるものの、いまだ多くを家畜による耕耘に依存するなど機械化が進んでいないことや近年の肥料価格の高騰等が、生産性向上の阻害要因となっています。
  2. この協力は、シエラレオネ政府に対し、日本企業製品を含む農業関連資機材(肥料、トラクター等)を供与することにより、農業生産性の向上を図り、もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与するものです。
  3. 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、食料危機対応・持続可能な農業生産支援に取り組むことを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)シエラレオネ共和国基礎データ

 シエラレオネ共和国の面積は約7万1,740平方キロメートル(日本の約5分の1)、人口は861万人(2022年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は600米ドル(2022年、世界銀行)。


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