報道発表

ナイジェリア連邦共和国に対する円借款「食糧安全保障緊急支援借款」に関する書簡の交換

令和6年4月25日

 4月24日(現地時間同日)、ナイジェリア連邦共和国の首都アブジャにおいて、松永一義駐ナイジェリア連邦共和国日本国特命全権大使とワレ・エドゥン・ナイジェリア連邦共和国財務・経済調整大臣(H.E. Mr. Wale EDUN, Honourable Minister of Finance and Coordinating Minister of the Economy, Federal Republic of Nigeria)との間で、150億円を限度とする円借款「食糧安全保障緊急支援借款」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. 対象案件の概要
    1. 食糧安全保障危機の影響を受けるナイジェリアにおいて、アフリカ開発銀行との協調融資枠組みである「アフリカ緊急食糧生産ファシリティ」を通じて、同国の強靭な農業基盤の構築を図るための財政支援を行うものです。農業セクター制度改革、小規模零細農家の農業投入財へのアクセス改善、民間参入による農業投入材の国内生産体制強化を図り、もって同国の経済・社会の安定及び開発努力の促進に貢献します。
    2. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しており、この協力は、この表明を具体化するものです。
  2. 供与条件
    1. 金利:1.05%
    2. 償還期間:30年(10年の据置期間を含む。)
    3. 調達条件:アンタイド
(参考)ナイジェリア連邦共和国基礎データ

 ナイジェリア連邦共和国の面積は92万3,773平方キロメートル(日本の約2.5倍)、人口は2億1,854万人(2022年:世銀)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は2,184米ドル(2022年、世界銀行)。


報道発表へ戻る