報道発表
アフガニスタンに対する無償資金協力「民間部門における女性の経済活動強化計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換
令和5年10月12日
10月11日(現地時間同日)、アフガニスタンの首都カブールにおいて、岡田隆駐アフガニスタン・イスラム共和国日本国特命全権大使とステファン・ロドリゲス国際連合開発計画アフガニスタン事務所常駐代表(Mr. Stephen Rodriques, Resident Representative of UNDP Afghanistan)との間で、供与額14.06億円の無償資金協力「民間部門における女性の経済活動強化計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換が行われました。
- アフガニスタンでは、女性の就業率が低く、地域によっては女性の就業機会が極めて限定されています。また、低所得者層向けの小口融資を行う金融機関の経営状況悪化の影響を受け、起業家向けの金融機関数が減少していることや、道路、橋、市場、貯蓄倉庫といった重要なインフラ基盤が整っていないことが、市場へのアクセスや社会サービスの享受が困難な女性の経済活動の活性化を妨げています。
- この協力は、アフガニスタンにおける女性の経済活動が低水準である7県において、女性が経営参加する中小零細事業者に対して事業基盤整備、機材供与及び金融アクセス改善等を実施します。これにより、女性による経済活動の強化を図り、女性の生計向上に寄与することが期待されます。
- なお、この協力は、アフガニスタンへの人道支援を目的として実施するものです。
(参考)アフガニスタン基礎データ
アフガニスタンの面積は、約65.2万平方キロメートル(日本の1.7倍)、人口は3,893万人(世界銀行、2020年)、1人当たり国民総所得(GNI)は約390米ドル(世界銀行、2021年)。